風雅都市_雪柊

アルファ―霖。

詠月国の首都となる都市。読みは"ユラギ"。全体的に和風の装いであり、阿形/吽形/羅刹という三大領地から成る。吽形を筆頭に、他国に対して友好的ではけしてない。
穢れ憑きへと変異した獣を穢獣―神の敵対者と同等の存在と見做し、収監、国外追放、処刑等の対象としている。故に穢れ憑きにとって最も警戒が必要となる場所であり、多くの場合変異者は都市からの脱出を余儀なくされる。

火霖大神宮

風雅都市_雪柊に在る詠月国の運営組織。読みは"ヒナガメ"。阿吽の中心に建っており、国や都市の運営に関わる者、それに仕える者であれば立ち入ることが出来る。領主の居住地を兼ねていることから所属する獣の警戒心は強い。
本来は領地を問わず交流する場だが、現在は阿吽の関係性の悪化から使用地/縄張りが左右に別れている。

阿形

アルファ―霖。

吽形と比べるとやや穏健派の領地。領主である霖は国柄の破棄を試みており、神々を盲信的に敬うことをしない為その気質と冷静さを求めた獣が所属している。
国の最高権力者は霖であるにも関わらず、吽形は意識が対立した阿形を排除対象と判断した故に現在は敵対関係にある。思想や意識は縛られないが、身の安全に保証はない。

名前

台詞

名前

台詞

吽形

アルファ―月岑。

三大領地の中で最も神を盲信の対象とする領地。配下達が崇める権力者や助言をする神、その意志によって領地色が変わると言える。が、いつの時代も圧のある気配は変わらない。
手段を選ばない性質が根付いており、吽形の上層部は阿形と比べるとより殺伐としている。現在は月岑が統治しており、阿形を排除対象と判断した故に敵対関係にある。

名前

台詞

名前

台詞

羅刹

アルファ―匕錆。

色彩が一切なく、建物や空も全て灰と黒で成っている領地。■年前は阿吽と同じような居住地だったが、都市を襲った荒魂の蛇神を閉じ込めるために匕錆が領地ごと封印し廃地となった。外界と空間が切り離されており外から視認することは出来ない。
色のない空間に生きた獣は一切おらず、かつて羅刹に存在した獣の御魂が徘徊している。知識が無ければ生きて出ることが困難な場所。

羅刹には"鳥居"から入ることが出来るが、所在を構える獣は最深部に屋敷を残した領主_匕錆のみ。その敷地は更に空間が隔離された場所にあり、内部に建つ『赤い』鳥居を潜ることで辿り着ける。色も正常な唯一の安地。
羅刹の入り口となる鳥居は火霖大神宮の裏に建つが、匕錆の意思によりあらゆる国/場所に転移させることが出来る。羅刹を知らない獣は建造物としか捉えず気軽にくぐる為、時折迷い込む者がいる。
――――
壱・鳥居の端をくぐったのち、咲き誇る彼岸花が途切れ建物が見えるまで声を発してはならない。

弐・羅刹の中で許されるのは直進のみ。

参・後ろから声を掛けられても、けして振り返るな。その声が親しい友でも、死に別れた筈の存在でも同様に。
――――
これらを破った者に身の安全は保証されない。羅刹の御魂は生じた隙を利用し獣に取り憑くが、適合するかどうかは運次第。大半が反発し死に至る。
原則、羅刹での問い掛けや友の声に振り返ってはならないが、理性ある会話をもって交渉する意思が消失していない御魂も僅かながら確認されている。

✦神憑り/神託者

羅刹に入った後に、御魂を宿す『神憑り』に適合、特殊能力者となった獣たちを詠月国では『神託者』と呼ぶ。現在存命している神託者は■名。
御魂の質として荒魂,和魂の二つがある。その多数は神などではないが、神を崇める国による信仰と願望から成った名称。適合率が高い神託者ほど力は強く、魂本人の意識が残っている場合は会話すら可能となる。だが同時に、意識ある御魂との適合率が高いことは精神を乗っ取られる危険性もあると言える。

これらは特殊な状況下でのみ起こる事象であり、風雅都市_雪柊では羅刹を利用し神託者を見出す儀式を行っている。それは『壱の掟』と『内部に建つ赤い鳥居を潜れ』という情報のみを伝え鳥居を潜らせるもの。上層部からの命とし拒否権はない。国外から獣を拐って数を増やすこともあり、掟を伝えず神憑りを誘起しているため当然だが帰らない者が圧倒的に多い。
霖はこれらを最高権力者になると同時に禁止したが、月岑の領地にまで影響を与えることは出来ず現在は吽形が行っている状況である。

また、羅刹が成るに至った都市を襲った荒魂の蛇神は■■という他国から拐った少女(現Claudia Felsenstein)に憑いて封印を脱しており、羅刹に蛇はもういない。鎖金帝国軍へと逃亡した彼女を吽形は探している。

名前

台詞

名前

台詞

一般

風雅都市_雪柊に所在/拠点を構える者たち。

阿形

名前

台詞

名前

台詞

吽形

名前

台詞

名前

台詞