星波

「私は……―あくまで”見守る者”だから」

プロフィール

フリガナ  ― セイハ

年齢    ― 存在しない

性別    ― 存在しない/振る舞いは♀寄り

出身地   ― 不詳

創造神であり、天界に於ける真のトップ。

穏やかな性質を持つ神々の頂点。全知全能。自らの立場を盾にして権力を纏うことはせず、地位、種族問わず全ての他者に対等に接する。社交的だが考えが読めない。
天界には留まらず自由気ままに地上を渡り歩いており、どの勢力にも縛られることなく行動している。神であろうとも所在を知ることは難しく神出鬼没。均衡の神チェリーレイと冀望の神ベリェッサという二柱の創造主であり、付き合いの長い彼女らとは距離が近く思える。

世界に対し『見守る者』であることを徹底しており、全てを知る眼を持ちつつも力や権力を振るうことは現在無いに等しい。それでも彼女が創造神たる理由は、五十年に一度、自身の力を雨のような光に変えて地上へ注ぐ『星降り』を行っているため。これによって世界が保たれている。

星波の振る舞いは感情を『宿す』ではなく『知る』という手段で表現し始めたものであり、故に彼女の優しさに"心"が存在するのかを測り知ることは出来ない。芯が温和であるのは間違いないが、捉え方によっては無関心とも言える。
他者からの好意に対しては嬉しそうにする反面、自身に敵意を向ける存在に対して攻撃的な反応を示すことはしない。

表向きの最高神としてアルクアロウを選び天界を任せているが、同時に彼から憎悪を向けられてもいる。万能でありながらも傍観者を貫く振る舞いへの嫌悪、あらゆる劣等感が重なった結果であり、敵意に応えない態度がより彼の苛立ちを加速させる。
それは単なる敵意には留まらず、均衡の神チェリーレイを巻き込んだ星波に対する反逆を招くこととなる。

創造神として生物という括りの出来ない存在であり、"負傷"という概念すらない不滅の肉体を有している。女性と捉えられるが、性別というものも存在していない。
形も固定ではなく、龍の世ならば龍になり狼ならば狼となるようなもの。気分によって龍や鳥に姿を変えることがあり、友は種族を問わない。ただ、どの姿をとっても右目の輝きはそのまま。

千年前の星波は世界と獣に対して積極的に与えることをしており、力を使うことを惜しまなかった彼女により地上は繁栄する。それが善であると判断してのことだったが、国が潤うにつれ欲が引き金となり戦が起きる。一つの国に留まらなかった星波を地上の王たちが独占しようとした結果だった。
この戦は地上界に留まらず、混乱に乗じて龍と魔族が天界に攻め入ることを許してしまう。戦いの中劣勢となった龍の王は穢獣へと墜ち地上を蹂躙、それによって世界が一度滅びるまでに至った。
星波はこれらを自身の行動が招いたものとし、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、チェリーレイなどの静止を振り切って千年前に天界運営から退いている。あらゆる事象に対して傍観を貫く気質はこの事から来ており、地上では特に自身の超常性を隠す。

ただ獣の本能や彼女の振る舞いがそうさせるのか、星波のことを一般獣ではないと判断する者も多い。
理由の一つとして、存在感が捉えきれず接近への察知が出来ないことが挙げられる。力を持つ存在と解るにも関わらず圧がなく、それがより異質。
その事について気配に敏感なゲイトキーパー_カリュオンは、世界に満ちる気配と星波のそれが全く同じなのではないかと語る。

均衡の神チェリーレイに対しては強い責任感と忠誠心を理由に神の役職が重荷ではないかと案じており、彼女がアルクアロウによって記憶を失った際はこのまま地上で生きた方が良いのではないかと考えたこともあった。
彼女が天界へ帰還し命を落とした際は、確かな意思の元、傍観者である気質を破り蘇生させている。
またチェリーレイによってテイリア・ラスヴェートが創造された際は、彼女に対しても自身の力を込めた天球儀の御守を贈った。



一人称…私
二人称…名前、貴方


「初めまして。私のことは星波と呼んでくれたら嬉しいわ。星の波と書くの。よろしくね」

「何者か、っていうとそうね…。気まぐれな旅狼かしら?ふふ」

「昔はいろいろ遊んだものよ。移り変わり続けて。貴方とまた出会う頃、私は私ではないのかもしれない」

「…貴方も、彼と同じことを言うのね」

「貴方の行動は予測済みよ、アルクアロウ。…もっとも、私が手を出さないと解ってのことでしょう」

「私は……―あくまで"見守る者"だから」

「駄目よ。私が干渉すると歯車が狂ってしまう」

「…いいえチェリーレイ、私は"脅威"なの。共に見てきた貴方なら解るでしょう?気を落とさないで」

「あら、こんばんは。聴いていたの?…―これは龍の唄、もう失われてしまった言葉の唄よ」

「かつては手を貸すことを躊躇わなかったわ。それが喜ばしいことと思って。でも私は国に留まらなかった。私を手に入れるために他の国を討つ―…そういう考えが出てしまったのね」

「…ベリェッサ。そこをどいて」

「指示はないの。チェリーレイ、貴方を生き返らせたのは…ただ、私の意思よ」

設定画

 

―PUアート―


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