「私は冀望の神ベリェッサ。この地から希望が絶えぬよう…貴方を裁く者」

プロフィール
年齢 ― 不詳
性別 ― ♀
出身地 ― 不詳
冀望の神。創世の一柱。
獣が抱く願望や困難を裁量する存在。創造神_星波によって創り出され、均衡の神チェリーレイとは対の存在となる。
自由奔放かつ外向的であり、興味を持った者に対して積極的に会話を試みる性格。その気質は完全に利他的であり純粋。他者を助ける際に見返りについて考えることはなく、問題解決やサポートに於いて頼りになる存在。
正しいと判断したことに努力を惜しまない他、その実行が困難であろうと敬遠することは滅多にない。神性を裏切らない理想主義者。故に価値観や思考を正直に主張する傾向にあるが、他者を理解する繊細な気質も持つため高圧的な印象を与えることは稀。
調和を重視しており、他者の根底にある動機や信条、感情を捉える目に優れている。例え助力や気遣いを拒絶されたとしても折れない鋼の精神の持ち主。高位の神である一方、日々の多くは感情に従った自由な振る舞いをしている。
星波に継ぐ原初の神であり、その事実と清廉かつ美しい雰囲気から初対面の天界従事者には緊張を与える。だが会話をすれば直ぐに彼女が礼儀や体裁に拘っていないことが解るため、ベリェッサに対して心を砕き慕う者は多い。他者を惹きつける気質から集団を率いる力に秀でており、有事の際は基本的に天使や下級神と共に行動する。
好奇心旺盛な面から下界へもよく足を運んでおり、地上の知識や娯楽にも詳しい存在。力ある気配を隠すのが上手い。
他者への振る舞いには余裕が感じられるが、特別に慕う存在に対しては芯から頼られることを願い、弱みを明かした偽りのない発言を求めている。特に千年以上共にいる均衡の神チェリーレイを気にかけ、過去の冷酷だった彼女にも積極的に関わっていた。
現在は性格の変化を良いことに遠慮が無くなり無駄な絡みが増えている。注意はされるが、同じように気を許した彼女が真面目にも全てに応えるため止むことがない日常的な光景。
星波に対しても友好的に接するが、傍観者を貫く振る舞いを気遣い会話内容には一歩引いている部分もある。彼女を友として捉えそうした態度を取るため、星波に忠誠を誓うチェリーレイからは反感を買うこともあった。現在は容認されていると言う。
攻撃手段として風を操る力を持ち、鎌鼬のように視認出来ない刃を駆使して戦う。空気で作り出した層を重ね、風圧を用いて身を守ることも可能。また遠くの音や匂いを感知したり、自身の声を特定の他者に届けることもできる。
装飾品の腕輪は星波が創り渡した物であり、中には彼女の力が込められている。穢れを弾く御守のようなもの。破壊の意思を持って触れたり、持ち主への敵意を感じると衝撃波を生み対象を弾く機能が備わっている。
殺伐とした感情とは無縁に捉えられるが、緊急時の冷静さと排除対象への冷酷さは確かに持っている。時に別人のような気迫と決断力を見せ、古参の神であることを否応なしに実感させる存在。
間違いなく天界にとって強大な戦力だが、それらは護るべき存在がいる故の行動に他ならない。単純な実力はチェリーレイと互角だが、本来の気質により相手や状況によっては劣ることがある。
主神アルクアロウによる反逆の際は、チェリーレイが関与していると察知していた。だが当時は会話を拒絶されており、事情を把握出来ない内に彼女は大罪者となり天界から落下、姿を消す。
事件を止められなかった事を酷く後悔したベリェッサは、それと同時にチェリーレイは利用されたのだと確信している。均衡の神として役目を重視する彼女が自身の神性に反した殺害をするとは思えなかったことが理由。
失踪後に落下地点へ行き、荒れた地と魔法の痕跡、おびただしい彼女の血痕を発見している。ただ周辺に死体が無かったことから生存を願い、また天界へ戻らないのには理由があると判断し現場を偽装。創造の力を使った死体捏造の他、チェリーレイの生存を知るだろう死を司る神タナトスに偽証を頼んでいる。
そのタナトスが穢れ神へと変異し地上のアレグリア王国を侵略した際は、そうなる未来を警戒し彼を監視していたチェリーレイの代わりに対峙。天使等に国民の避難を任せ、帝国の士紋討伐組と共に進行を拒んでいる。
だが天界従事者としての任務よりアレグリア王国の民_地上の獣の安全を優先したベリェッサは、穢れ憑きである国民に対して神の力が悪影響を及ぼすと判断。結果的に手加減をし、業を煮やしたアルクアロウがタナトスを討つ際は民を巻き込むことに抗議し"王に相応しくない"とまで言い放っている。
■年後にチェリーレイがアルクアロウと戦い相討ちで死去した際は激しく動揺し、星波による蘇生後は依然として目を覚まさない彼女を守るためならば誰であろうと排除する気迫を見せている。
唯一、彼女_ライムに助力した眠りを司る神ヒュプノスのことは味方と理解し、同時に部屋の警備役として戦神ワルフラーンを受け入れている。
一人称…私
二人称…名前、君、貴方
「ベリェッサよ。初めまして、よろしくね」
「私は冀望の神ベリェッサよ。礼儀とか言葉遣いとか、気にしないから、気楽にしてね」
「ええ問題ないわ。私に任せて!」
「君、書物保管庫ならここよ。どういたしまして。同じような通路で迷っちゃうわよね。私?ベリェッサ―……、ああやめて!急に畏まらないで…!」
「いいえ怒らないわ。誰にだろうと表現する資格はあるし、天界従事者としての体裁よりも貴方の感情の方が大事だもの。私は正直な子が好きよ。…だから安心して?」
「明確な理由がないと、チェリーレイったら取り合ってくれないんだもの。…恐く思えるでしょう?ふふ、頷いても大丈夫よ。だって実際に恐いもの。……。ただね…、あの子は背負いすぎなの」
「確かに私たちは創世の獣だけれど、チェリーレイが頑として天界の権力を握ろうとしないから私も止めたわ。…そうね。理想を描く私と、目に見える事実を重視する彼女。どちらが動かしても上手くは行かないでしょう」
「こんにちは。何を探しているの?…ええ、彼ね。"聞いて"みるわ。…。…ん、少し先の通路に居るけれど―貴方に怒っていない?…ふふ、悪戯をしたなら匿ってあげる。代わりに、私の話し相手になってくれる?」
「…返ってくるか解らなくても、私が心配したいからそうするの。大事になる前に、全てを見聞きしたいから」
「そんな筈ないわ。…チェリーレイは確かに独断専行する。けれど今回のような判断はしない。指示役がいる筈よ。彼女が傅くような、地位のある。……ええ、アルクアロウ。貴方を疑っているの」
「…信頼や愛情からだと思う?私は冷静な判断を持って、おかしいと思うの。チェリーレイは確かに排除を躊躇わないわ。でもそれは対象が罪を犯したから。…過去は抜きにして、現在。今の時代に潔白な者を、均衡の神は殺したりしないのよ」
「構わないわ。私は正しいことを―…、私自身が信じる存在のためになることを、迷わず選ぶと決めているの。敵を作る覚悟はいつだってあるわ」
「………。…チェリーレイ。貴方の死体を創るなんて金輪際御免よ。生きていると信じているから。…戻ってきて」
「星波。私はね、貴方のこと好きよ、生き方も理解している。責めるつもりもない。けどね、…チェリーレイだけは、貴方にとって特別だと思っているの。あの子のためなら、貴方が動いてくれると信じたいの。……、私がそう思いたいだけなら…ごめんなさい。また聞きに来るわ」
「私は冀望の神ベリェッサ。この地から希望が絶えぬよう…貴方を裁く者」
「その場で大人しくしていなさい。…私の目が離れても、風は貴方を囲んでいるのよ。次に動けば喉を裂く。命は無いと思って」
「吹きすさぶ風、冀望の礎。如何なるものにも、それを砕く資格はない。過去も未来も―…冀望の神の手の元に。光となれ」
「広場に転移陣を用意して。出来る限り大きく。皆はそこまで民を誘導するの。タナトスの相手は私がする、交戦しては駄目よ」
「士紋討伐組は解るわ。けれど相手は神なのよ、貴方達に交戦の経験は無い筈。……、地上を護る組織。……、…そうね、何かを―…誰かを護りたいという意志を制する権利はないわ。私も共に戦うから、皆無事でいて」
「彼を殺すことに躊躇いはないわ。ただ、私が本気で攻撃をすればアレグリアの民も影響を受けてしまうの。避難に支障が出る、危険に晒す訳にはいかない」
「アルクアロウ!まだ避難が終わっていないわ。タナトスを射抜けば貴方の力に民も巻き込まれてしまう。…っ、そんなこと。……―地上の獣を大切に出来ないようなら、貴方は王に相応しくないわ…!」
「―皆聞いて。残り数分で天界から攻撃が落ちる。即刻退避を。主神の天誅よ。凌ぐことは出来ないから必ず逃げなさい。………―貴方達も早く!私の近くに来て」
「凌げないと言ったのは通信相手が天使達だから。これでも主神の彼より先輩なのよ。…護ってみせるわ。安心して」
「ッ、血の匂い。―誰か星波を呼んで!彼女が創った扉だもの、彼女にしか開けられないわ。…、チェリーレイ……どうして。生きていたなら、私を、頼って、…」
「最高神が死んだ今、決定権は星波にあるわ。その彼女が生き返らせた。如何なる者にもその意志は覆らせない。…チェリーレイは私が医務室へ運ぶ、誰にも手出しはさせない。下がりなさい」
「……星波。きっと…罰さないと言って」
「…貴方は確かに死んだわ。……、星波が、生き返らせたの。…本当よ。―迷惑なんかじゃない。私がそう願ったように、星波もチェリーレイの生存を願った。それだけなの。…本当によかった。…おかえりなさい、チェリーレイ」
「…確かに間違えてるわね、それも壊滅的に…。チェリーレイが無事で嬉しくて。…本当よ?普段はこんなミスしないんだから。…ふふ、なんて言ってると怒られちゃうわね」
「チェリーレイが来たら私はここに居ないって言って!修練に付き合えって言うの。戦いはちょっと…!」
―設定画―


画像のリンクは”メディアファイル”(ここは本来 )
―PUアート―


デザインは設定画が正確です。(ここは必要がなければ消す)
Warning: Undefined variable $req in /home/raimusousaku/raimusousaku.stars.ne.jp/public_html/wp-content/themes/first/functions.php on line 467
Warning: Undefined variable $commenter in /home/raimusousaku/raimusousaku.stars.ne.jp/public_html/wp-content/themes/first/functions.php on line 469
Warning: Trying to access array offset on value of type null in /home/raimusousaku/raimusousaku.stars.ne.jp/public_html/wp-content/themes/first/functions.php on line 469
Warning: Undefined variable $aria_req in /home/raimusousaku/raimusousaku.stars.ne.jp/public_html/wp-content/themes/first/functions.php on line 469