チェリーレイ

「私は均衡の神チェリーレイ。均衡を保つ存在として…貴様を裁く」

プロフィール

年齢    ― 不詳

性別    ― ♀

出身地   ― 不詳

均衡の神。創世の一柱。

世界全体の均衡を保つ役割を担う存在。創造神_星波によって創り出され、冀望の神ベリェッサとは対の存在となる。
無口かつ、あまり内面を明かさない性格。自身に厳しく日常生活でもどこか気を張っている。実直な振る舞いをし、語る言葉にも淀みがなく直球。論理性を重んじており、物事の道理や本質を捉える目に優れている。
星波に継ぐ原初の神であり、その事実と堅苦しさ以上に殺気ある雰囲気から近付き難い。均衡を保つ者として縛られることのない決定権を持ち、それを元にした単独行動を好む。自身の神性に忠実であり単体での力に秀でている。責任感が強く無理が利く。

均衡の神として世界の動きに注視し、各種勢力、国、組織、神々に対しては時に圧力を掛けている。その範囲は個人にすら及び、禁忌に触れた者を裁く神でもある。
身内さえ見張る『神々の監視者』であり、天界に忠誠を誓い力を奮う性質から『神の犬』と呼ばれることもあった/ある。

他者と関係を築くことを拒んでいる訳ではないが、自然な会話や手を借りることは下手。天界ではベリェッサに対して気を許しており、彼女が相手だと自然な振る舞いが出る。付き合いが長いということもあるが、過去のチェリーレイに対して彼女が根気強く関わっていた成果である。
彼女と違い、地上へは基本的に神として行動する際に赴くのみ。暇を出された時ですら仕事をしようとする性格であり、そうして生きてきたため趣味などはあまりない。
星波に対しては強い忠誠心を持ち、大戦の時代では彼女の意思を尊重しつつも地上の獣を嫌っていた。彼女の敵であると判断した者や事柄に対しては時に感情的に行動し牙を剥く。

攻撃手段として青白い雷を操る力を持ち、また『ガートネグロ』という槍を神器とする。名の意味は"黒猫"。
装飾品の天球儀は星波が創り渡した物であり、中には彼女の力が込められている。穢れを弾く御守のようなもの。破壊の意思を持って触れたり、持ち主への敵意を感じると衝撃波を生み対象を弾く機能が備わっている。
基本的に冷徹だが戦闘に駆られる血が強い神であり、その身体能力は戦神に気に入られるほど。何かに煮詰まった際は修練場に赴き、いつしか下級神や天使の相手をするのが日課となっている。

かつては"神としての行動"に徹した振る舞いをし、現在とは比べものにならないほど攻撃的かつ冷酷な存在だった。その心情を明かさない孤立性と忠誠心、秀でた戦闘能力は利には働かず、主神アルクアロウに駒として使われることとなる。
均衡の神が危険視する対象は無数に存在し、主神の名の元それらを殺害した末にチェリーレイは大罪者となった。彼に信頼があった訳では無いが、彼は天界運営を退いた星波が選び出した主神。その事から彼を通して星波という創造神を信じ従った結果である。
利用対象にされたのは上記理由もあるが、星波を嫌うアルクアロウにとって、星波に創造され尚且つ彼女に対して強い忠誠心を持つチェリーレイが"自身とは正反対の存在"だったことが大きい。星波に対する反逆の証。

後に疑念を抱いた際には、アルクアロウの手によって天界から落ち姿を消す。魔法によって翼を封じられていたため、それが偽証と合わさり表向きは『大罪者の転落死』。しかし実際は、落下中にガートネグロを喚び地面を叩くことによって衝撃を緩和。死を免れていた。
だがあくまで即死を回避しただけであり、死にゆく身体に対して『記憶を代償に治療』することを余儀なくされる。不足した魔力を補うための選択だったが、故に目覚めた時には名前も過去も、自身が神であることも忘れていた。

その後ベンガル宅孤雨さんと接触し、咄嗟に名乗った"ライム"という名を持って彼女と友となる。
地上にて魔力枯れにより一般獣と捉えられるようになったチェリーレイは、神としての使命感や重圧、冷酷であるべき『均衡の神』から開放されたことにより一から感情を築き上げていった。それらの経験を得て現在の振る舞いとなる。
堅苦しい印象はあるが過去と比べると雲泥の差であり、表情や声に感情の変化が出るようになっている。神性を刺激しなければという話だが、以前あった常に威嚇するような態度はない。

地上で旅狼として過ごした後に、眠りの神ヒュプノスの力添えもあり記憶を取り戻し天界へ帰還。アルクアロウと相対し、相討ちへ持ち込み死去する。
その際、彼女の死に動揺を見せた星波によって蘇生され二度目の生を与えられている。前脚の傷痕は戦いの影響。
死は覚悟の上でありチェリーレイ自身に悔いはなかったが、無意識にライムとしての感情が働き死ぬ間際に地上界へ一頭の獣を創造している。後にテイリア・ラスヴェートという名を得る女性が正体。

天界ではアルクアロウによる反逆の他、ライムであった頃に死を司る神タナトスが穢れ神へと変異し地上のアレグリア王国を滅ぼす事件も発生している。千年前の大戦が関係しており、彼にとって建国は勿論、二度と荒らされたくない土地であることが理由。
タナトスが行動を起こしたのは均衡の神という監視の目が無くなったからであり、当時記憶も取り戻せなかったことから責任は自身にあるとして重く捉えている。

また罪の一つとして、主神の名の元に原初の魔王ネインガウルを一度殺している。後に彼女は禁忌を犯し生き返るが、殺害自体を悔いていたチェリーレイは蘇生に関与した全員を見逃している現状。今は亡き死を司る神タナトスに、彼の"息子"である死神オルドル、エグゼキュトゥール、一般獣のイヴラ・カートライトという全員を把握してはいる。二度目の黙認はない。
ネインガウルに対して死を受け入れるつもりで謝罪に向かった際は、ライムの正体を知りつつ揶揄っていた彼女なりの情によって生かされている。
殺害した事実を持ち出されると猛省する為、それを理由にスイーツを全額負担で奢らされたり暇潰しに付き合わされたりなど好き勝手に扱われている現状。



一人称…私
二人称…名前、君、貴方、~様、貴様


「均衡の神、チェリーレイだ。会うのは初めてだな」

「…品定めをしているように見えるか?まあ…そうだな、間違っていないよ。方便ではあるが、神の眼には慣れたほうが良い」

「アレグリア王国の件は私が天界を離れた結果起きたこと―…それを否定するつもりはない。私の過ちだ」

「…それからカリュオン。私は君の名を以前から知っている。君を含め、天界にいる全ての獣は私が把握していなければならない。均衡の神として、必ず。……。"怖い"、か…?」

「忠告は受け入れないが、その感情は受け取っておく。…。ベリェッサ。…心配を掛けてすまない。ありがとう」

「事実を重視する神性を元に、均衡の神の裁量に善悪は意味を成しません。…ですが争いの発端に貴方がいたとしても、罪を負うのは―…悪であるのは、貴方であってはいけない。星波様」

「ライムとして生きた時間は私に必要だったのだ…、と。また彼女にも会いに行きます。…もう、私の独り言になってしまいますが」

「…。星波様が創り出した世界に、穢れた獣は相応しくない」

「降参か。君ならもう少し出来ると踏んでいたが。…その前言撤回が虚勢で済まないことを期待している。天界を護る一翼になれ」

「…ベリェッサ。私を構うのもいいが仕事は。今日は手が空いているから、終わったらまた来ればい…―ヴッ、抱き付くならそう言ってからにしろと…!」

「彼女が迷惑をかけていたら言ってくれ、丁重に絞めておく。…あれでも、いざという時は頼りになるから…遠慮なく。よろしく頼むよ」

「ふ…いや、何でもない」

「以前より恐くはないか。…ああ、偶然聞こえてな。そう慌てられると信憑性に欠けるのだが。嬉しいよ、ありがとう」

「!……背後から接触するのは…控えてくれないか。反射で手が出るかもしれない。…私の方だ、血の気が引いたのは」

「…いや、まだ用事があるのか?ネインガウル。やはり暇を潰す相手として私は有用でないと思うのだが…。まあ、困らせたいのなら構わない。付き合うよ」

「"地上を護りたければ一撃で仕留めてみせろ"。そんなことを、以前私は言ったな。今後、手に余る穢獣が出れば私が積極的に手を貸す。約束しよう」

「アレグリア王国、か。…龍の話は解るか?いや、不明瞭でも構わない。…千年前のことを地上の獣に理解しろ、と言う方が無理がある。私は今を裁くことしかしない。…タナトス神と、同類にはならない」

「龍という獣のプライドか、敗北を受け容れなかったあれは負傷した肉体と理性を贄に穢獣へと変異した。…その龍が地上へ向かい始めに滅ぼしたのが、アレグリア王国の地にかつて在った国だ」

「私は均衡の神チェリーレイ。均衡を保つ存在として…貴様を裁く」

「戦神ワルフラーン。…要件は解っているでしょう、影響を与え過ぎてはいけない。…―貴方のことだ。加減はしているでしょうが、いつまで均衡を保っていられる、と言えますか」

「相変わらずですね。神性に忠実なのは良いのですが。…味方に付いてくれたことに感謝はしていますが、貴方と戦うとここら一帯が吹き飛ぶので…止めておきます」

「身の程をわきまえろ。貴様が対話すべき相手は私だ、全ての判断も私にある。粗暴な口を利きたいのなら私を恨め」

「私は地上へ流る雷、私は均衡の秤。如何なるものにも、これを曲げることは出来ぬ。天も獣も―…この牙の元に。平となれ」

「巻き込むことは許さない。…私は地上の獣に信頼がある訳では無いからな。二度と彼女の清廉さを罪に変えないよう―…均衡の神が星波様の盾で有り続けると思え」

「私が何の罪を犯したか、知っているだろう。私ならばここにいる者達を消すことは簡単。引き下がらなければそうする」

「…―アルクアロウ様。どちらが生き残るか、一騎討ちと致しましょうか」

「私も貴方と共に死ぬ。罪があるのでは神など出来ない」

「…ベリェッサ。何故…私は、生きている。……、星波様が…。巻き込みたくはなかったが、迷惑を掛けてしまったな…」


――――――――――過去――――――――――

一人称…私
二人称…名前、貴方、〜様、貴様


「チェリーレイ。均衡の神だ」

「私は、私の従うべき者に従うまで。それが神の務めだろう」

「用があるのか、駄弁か、どちらだ」

「…排除して参ります」

「ベリェッサ。何度言えば解る」

「その程度では均衡は乱れない。…私の神性は善悪と対極を成すものだ。私と貴方とでは見ている世界が違う。排除すべき対象ではない」

「…―私の命は私で護る、構うな」

「数百年後の世界に、その獣等は存在しない。だが授けた力は継がれている。理由も記憶も薄れた時代に、貴様が言う良心とやらが意味を成すと思うのか」

「私は均衡の神チェリーレイ。主神の名の元に、貴様を裁く」

「士紋討伐組か。私が仕事を奪ったようだな。地上を護りたければ、先程の獲物くらい一撃で仕留めてみせろ」

「身を引け。貴様の首が飛ぶ前に」

設定画

 画像のリンクは”メディアファイル”(ここは本来 )

―PUアート―

デザインは設定画が正確です。


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