「これは”約束”です。……。貴方の解りやすい言葉にするならば、呪い、です」

プロフィール
フルネーム ― Alevtina Rulefink
年齢 ― 302
性別 ― 女性
出身地 ― 中央区
Alevtina Rulefink。『天秤の魔女』/302歳。 『鍵』を探して旅をし、各地を転々としている魔女。建造物のない土地では滞在せず街から街へと移動している。出身は中央区。 静かな雰囲気を持ち内向的。物静かでどこか掴めない発言をするが、物事を語る瞳には芯の強さが伺える。 他者に縛られることなく感情に従い行動する一方、喜怒哀楽の表現は基本的に薄い。丁寧語を使っていない際は返答を求めていないか独り言である。 旅の理由を聞かれた際は、ある黒魔術の説明と、自身にそれを与えた女性へ対する感情を明かす。異端である"考え"について理解は望んでおらず、故に他者の思考を明確に否定することもない。初対面の者とも語り合うことを拒まないが、内面の静寂を壊す者と判断した場合は静かに席を立つ。 旅を止めたことはないが、一般の者の感覚では定住していると言えるほど同じ街に滞在することも多い。 道中では、主を失った魔法を扱う『雲路(くもじ)の後継人』を名乗っている。 主とは魔法を発動させた者のことであり、後継とは施した者が死して尚朽ちない魔法の対処―『解除』もしくは『延命』―を行うこと。 扱うものの多くは土地や建造物、物体に関わる魔法。解除は、故人が遺したものに影響を受けている人によって。延命は永続ではない魔法を絶やしたくない者の依頼によって請け負っている。案件は物や場所の正常化から魔法道具の延命、時計塔の延命など様々。 なお、どちらも改変権と技量に縛られるため出来ないこともある。 ―Witch choker― 旅の動機は、『Witch choker(魔女の首輪)』と呼ばれる呪いを受けたことを発端とする。 それは〃7つの魂を奪う黒魔術〃であり、『高潔の魔女』と名乗った女性によって施された魔女を殺すための独自魔法。 Witch chokerに即効性はなく、魔女の魂一つを侵食し喰い尽くすことに100年を有する。殺害という結果よりも、数百年に渡り人生を奪うことを重視されたもの。 黒魔術を受けた証として、アレフチナの身体にはタトゥーのような鍵の印が点在している。その印が痣に変わり、徐々に広がっていく様が進行の具現化。魔女が持つ魂の数は7つであり、呪いも7つ。100年経ち魂を喰われ死に至る7回目、アレフチナは甦ることのない本当の死を迎える。 この黒魔術に解呪方法など本来ないが、『高潔の魔女』はアレフチナに希望を与え楽しむために『鍵』を創った。 各地の図書館や書物庫に隠されたそれは、探し当て痣に触れさせると呪いが一つ解けるもの。特定の本に触れることで浮き出てくる仕組みとなっている。 1〜6本は各地に、最後の鍵は高潔の魔女が持つ。 鍵探しと自身の命、何より怨恨。Witch chokerと『最後の鍵』に執着させたかった高潔の魔女により、魂を喰われ死を迎える際はかなりの苦痛を伴うようになっている。 高潔の魔女はルールフィンク家との因縁から娘であったアレフチナを標的としたが、彼女は身代わりであり実子ではない。"両親"は魔法使いであったため既に死去しており、出生については憶えていないという。 また、本来狙われる筈だったルールフィンクの実子とは面識がない。 傍から見れば酷い話だが、アレフチナが過去最も惹かれた他者は『高潔の魔女』他ならない。確かな意志と深い闇、その純粋な悪は彩のなかった少女には強烈な光となった。 "Witch chokerは魔女にしか効かない"と告げた高潔の魔女は、それと同時に『3年経った頃、魔女になっていなければ殺しに来る』と言い残していた。 故に選択肢などなかったのだが、保身よりも彼女が残した軌跡を追いかけたいという衝動が魔女になった動機と旅の理由である。 彼女に思いを馳せ追い続けているが、その距離を詰めるようなことは決してしていない。魔女が持つ『最後の鍵』を求めるつもりもないと言う。理由は〃記憶の中にいる美しい魔女〃が壊れるのが嫌だから。 実体に触れてしまい、惹かれた美しさが崩れ去ることを何より恐れている。相対して負ければ死、自身に敗れたのなら、命は助かるが理想像が崩れるため結果は同じである、と。 魔女の足跡を辿り続けることが生きる理由であり、街に滞在するのは終わりを引き伸ばすため。呪いが一つ発症するごとに足を止め、50年経過し死への距離が半分になるまで魂を削らせ鍵を遠ざけ時を持て余している。 現在は魂6つ呪い4つ。 鍵は使用後に消えてしまうものであり、魔女との繋がりを手放すことを嫌ったアレフチナは一度死を受け入れている。 元々読書家ではあったが、鍵探しのついでに読み耽り図書館に入り浸る時間がさらに増えている。 収集癖のある金属製の栞と、使わなかった2番の鍵、鍵と共に浮かび上がる魔女からの手紙が手放せない所有物。 一人称…私 二人称…貴方、~さん 「私は…、アレフチナ、です。…―アレフチナ・ルールフィンク」 「私は雲路の後継人、天秤の魔女アレフチナといいます」 「初めまして、でしょう…?私は魔女ですから。似ていると言うのなら、きっと私ではありません」 「これは"約束"です。……。貴方の解りやすい言葉にするならば、呪い、です」 「…良い天気。……そうですね、状況としては曇りです」 「彼女を探すつもりはありません。追いかけているのです。同じ?…いいえ、違いますよ」 「父は、完璧だと思っていました。完璧な魔法使いだと。時が経つにつれ、違うのだと解りました。…―彼女もそうかもしれないと思うと、私は会えません」 「それでは揺らがないと思いますよ。感情に振り回されたものとは違う、計画的で愉快な、純粋な悪ですから」 「この街での暮らしも旅の一節。旅に出るのではなく、休憩を終えて立ち上がるようなものです。…―貴方が魔女にでもならない限り、もうお会いすることはないでしょう。…お元気で」 「………、…―立ち眩みです。…慣れていますから」 「あの時計、時針が狂っているのですね。…そして、直そうとすると拒んでしまう。…あっていますか?」 「…―請け負えません。魔法を施した…この方は生きています。……。ご存知だったのですね。私は生きた魔女がすることに介入はしません」 「貴方はどうしたいのですか?…私から見ても解ることですよ。―ええ、それでいい。天秤の魔女が保証します。貴方という少女の為に」 「雨はとても好き。…世界を変えてくれますから。ふふ、濡れた服は乾かせます、今の私は機嫌が良いですよ」 「感情と事実、欲望と実行は近いようで遠いです。壁を設けている限り、貴方と私はまともでいられる」 「今は…待っています。確かに現れるのを。少なくともあと数十年はこの街に居ますよ。急げば急ぐだけ、早く終わってしまうから」 「お父様。…もし、この家を手放すことになったなら、私に知らせを送ってください。系譜が続く限り、買い取るつもりの魔女がいる、と言伝を。―それでは、お元気で」
―設定画―

―PUアート―

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